電気設備学会東北支部(香野俊一支部長:本学コンピュータサイエンス学科教授)の東北地方の融雪施設に関する調査研究委員会の幹事として企画運営にあたった。これは、昨年度、宮城産業技術センター(KCみやぎ)の委託事業による「東北地方の建物における融雪設備技術研究会」の継続的活動となるものである。
東北地方は多雪地域も抱えており、従来から交通対策としての道路などの消融雪技術の開発は進められてきている。しかし、建物まわりに関する消融雪はほとんど人力に頼っているのが現状である。消融雪には多大なエネルギーを消費することもあり、建物周りの技術開発が課題となっている。活動しては公開勉強2回、見学会1回を開催した。2008/11/13公開勉強会1「環境と融雪技術の動向」、2008/12/02公開勉強会2「東北における融雪システム新技術」、2009/01/20「ナノカーボンヒーター融雪実証施設および東北電力㈱女川原子力発電所」。各回と予想を上回る参加者があり、盛況であった。