2010年11月20日土曜日

AIUE2010 SENDAI (アジア都市環境学会2010年度国際会議仙台大会2)

○国際会議
11月20日には秋保温泉岩沼屋ホテルを会場として、国際会議が開幕した。開会式は竹林芳久東北学院大学教授の司会で進められ、オープニングアドレスは実行委員長として須藤諭教授が務めた。続いて”AIUE AWARD2010“の表彰式が行われ、森山正和教授(摂南大学)、伊軍教授(吉林工程学院)、洪元和教授(慶北大学)の3氏がアジアの都市環境研究における業績を高く評価され受賞された。3氏の受賞記念講演に参加者は深い感銘を覚えた。
同日午後からは研究発表会の開催となった。メインテーマの下に3つの分科会、Section A: Safety Urban Planning and Policies、Section B: Sustainable Resources and Energy System、Section C: Safety Resident and Building, life styleが設けられ、査読をパスしたSection Aでは21題、Section Bでは30題、Section Cでは33題について研究報告が行われ議論された。本学関係者では、茂木敬・須藤諭・他が“Study on Methane Gas Power Generating System at the Water Reclamation Center in Sendai City”、井城依真・須藤諭・他が“An Investigation on Characteristics of Base Load and Change Load of Office Buildings in the Tohoku Region”、佐藤秀樹・渡辺浩文・須藤諭・他が“Change of ten years for Energy Consumption for schools in Tohoku Area”、八十川淳が“A Field Work on The Water Flow at The Agricultural Waterway, ROKUGOH-BORI in Sendai”を報告した。

○見学会・レセプション
本大会には中国・韓国・台湾を中心としたアジアの都市環境研究者や学生が多数来日し参加しており、仙台市を訪問された記念となるよう、せんだいメディアテーク、秋保工芸の里、鐘景閣(旧伊達邸)、日本3景松島等の見学ツアーを八十川淳講師が主担当者として企画し、実行委員の菊池健二氏(東北電力㈱)や頼本欣昌氏(東北地方整備局)が案内役を引き受けて下さった。
また、参加者が一同に会してのレセプションは、当然温泉館ジャパニーズスタイルで開催、和太鼓演奏なども披露され、各国の研究者や学生の懇親に大いに役立った。

2010年11月19日金曜日

AIUE2010 SENDAI (アジア都市環境学会2010年度国際会議仙台大会1)

○概要
2010年11月19日~21日を会期として仙台市にて7th International Symposium of Asia Institute of Urban Environment in Sendai (AIUE2010 SENDAI)(アジア都市環境学会2010年度国際会議仙台大会)が開催された。昨年度の国際会議が中国長春市で開催され、今年の開催都市として長春市と姉妹都市30周年を迎える仙台市が選定されたのである。
大会実行委員長を須藤諭が務めることとなり、八十川淳講師も実行委員として運営に当たった。第7回国際シンポジウム仙台大会のメインテーマとして、我々は “Sustainable Urban Design in Asia City”(アジアにおける続可能な都市環境デザイン)を掲げることとした。

○運営組織
本部の組織委員会(委員長:尾島俊雄会長、副委員長:須藤諭)の下に、大会実行委員会(委員長:須藤諭、事務局長:許雷東北工業大学講師)が設けられ、専門委員会として市民公開シンポジウム委員会(委員長:渡辺浩文東北工業大学教授)と学術委員会(委員長:持田灯東北大学教授、副委員長:三浦秀一東北芸術工科大学准教授)を置いた。また、学生スタッフも設けられ、本学からは博士課程の井城依真君と修士課程の茂木敬君が参画した。

○市民公開シンポジウム
2010年11月19日大会の最初のイベントとして、市民公開シンポジウムをせんだいメディアテークにて開催した。300人を超える市民の参集を得て、尾島俊雄会長(早稲田大学名誉教授)の開会挨拶に続いて、東北大学教授吉野博氏(日本建築学会副会長)が歓迎の言葉を述べられた。
記念講演として仙台市長奥山恵美子氏、吉林省科学技術協会副主席の伊軍氏が講演された後、シンポジウムテーマに因んだ基調講演を、建築家の伊藤豊雄氏と東北大学名誉教授大村虔一氏が行った。続くパネルディスカッションでは尾島会長がコーディネータとなり、講演者4名に芝浦工業大学の村上公哉教授、韓国慶北大学の洪元和教授、北九州市立大学のデワンカ・バート教授が加わって西洋・東洋の都市づくりについて議論がなされた。



2010年9月18日土曜日

卒業研修Ⅰ発表会


卒業研修Ⅰ発表会

平成22年9月18日(土)に、各研究室に配属された卒研生(4年生)がこれまでの研究・設計成果を報告する、「卒業研修Ⅰ」報告会を開催しました。
学生本人による発表の後に、教員のコメンテーターから質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
 今後4年生は、報告会でコメントされた内容を卒業論文や卒業設計に反映させて、完成を目指します。


「卒業研修Ⅰ」報告会のタイトル一覧
1. 家庭用空気清浄機の室内空気汚染物質の検知性について
2. 微生物による室内空気汚染の実態に関する研究(その2)
  "アレルゲン対策製品の性能に関する試験的検討"
3. 有効な臭気汚染対策製品に関する基礎的研究(その3)
  "消臭剤の問題点と求められる要件について"
4. 有効な臭気汚染対策製品に関する基礎的研究(その4)
  "臭気物質に有効な消臭成分について"
5. ムク材から発生する化学物質についての研究(その1)
  "乾燥過程による発生量の違いとその対策"
6. 家庭用空気清浄機の汚染物質除去性能の劣化性に関する研究(その1)
  "アンモニア除去性能の劣化性"
7. コンサートホール模型を用いた適正残響時間の検討
8. 仙台市内のクラブのインテリアに関する現状調査
9. アフォーダンスの視点からみる都市景観に関する考察と提案
10. 要介護高齢者を対象とした防災マニュアルの開発に関する研究
11. 仙台市内の病院の庭の設置状況に関する研究
12. 市民組織によるまちづくりの対象範囲と活動内容に関する研究
13. 【設計】コミュニケーションと環境デザイン
  "-2つのコンペ作品とフィールド調査を通して-"
14. 下水浄化センターにおける小水力発電の導入可能性に関する研究
15. GISを用いた下水道流量の推定に関する研究
16. 全国宿泊建物のエネルギー消費実態調査及び変動負荷特性の分析
17. 消毒剤の臭気の閾値について
18. 浴槽内における水流の解析(レジオネラ症の対策)
19. 飲料用自動販売機の電力消費量に関する調査研究
20. 六郷堀水系の通水制御と水路空間の現況調査
21. 梅田川上流での水辺づくりについて
22. 七ヶ宿関本陣の利活用について
23. 小学校の緑化面積とCO2の吸収量
24. River Wind ~杜の川辺~
25. 石巻市立稲井小学校ビオトープ設計の基礎調査
26. 木造住宅デザインが木材使用量に及ぼす影響について

2010年6月26日土曜日

「災害時非常用水栓」供用開始に関する報告披露の会

東北文化学園大学平成20・21年度教育計画支援費助成事業
「本学建築設備を有効活用した災害時における地域支援の検討」

「災害時非常用水栓」供用開始に関する報告披露の会



日時2010年6月26日(東北文化学園大学“感謝の日”と同日開催)
会 場  東北文化学園大学 2号館受水槽前

2008年度より大学の教育計画支援費による「本学建築設備を有効活用した災害時における地域支援の検討」(代表者:須藤諭教授)において検討を続けてきた「災害時非常用水栓」が昨年度において、製作を終了したことを受け、今年度は大学当局との設置に関する調整を続けてきた。その結果、当局の理解も得られ、いよいよ実機として供用を開始できることとなり、2010年6月26日(土)本学感謝の日の出発式に先立って、供用開始に関する大学及び地域の方々に対する披露報告の会を開催した。

報告会の第1部は検討WG幹事の須藤諭教授の進行の下、本学地域連携室長の長野和夫教授(総合政策学部)より開催挨拶をいただいた。(写真Ⅱ-1)
続いて、WG主査の岡田誠之教授より本システムの解説が行われた。
前田信治助手の指示の下、岡田誠之研究室及び須藤諭研究室の学生たち組み立て作業を披露した。(写真Ⅱ-2)
装置の設置が完成すると、参加の皆様から強い関心が寄せられ、いろいろと質疑応答がなされた。


当日は地域支援検討WGにおいて健康管理センター所長の渡辺隆夫教授(リハビリテーション学科)が中心に検討を行った「被災者対応のための医療用具の整備」についても報告した。

最後に髙坂知節学長が、本学は今後の地域と連携を推し進めていく旨の挨拶をされ閉会した。


報告会の第2部は、設置訓練を兼ねての「災害時非常用水栓」の組み立て設置全工程の公開練習を、希望者に自由に参加していただき第1回目のワークショップとして実施した。

2010年5月13日木曜日

電気設備学会東北支部長に就任

第16回電気設備学会東北支部総会

須藤 諭


2010年5月電気設備学会東北支部総会において第3代支部長に選出された。同時に支部長は本部の理事にも就任することが要求され仕事が増えるが、本学学生達の進む業界でもありお引き受けすることとした。
電気設備学会東北支部は、1995(平成7)年10月27日に菊地新喜先生(東北学院大学名誉教授)を支部長として正式発足し、講演会、講習会、見学会等の技術向上事業を活発に推進し、地域の電気設備技術の発展に貢献してきた。2005(平成17年)12月には香野俊一先生(本学客員教授)が第2代支部長となられた。これまで両先生のご指導の下、東北支部は順調な活動を続け今日に至っており、偉大なるお二方の後を若輩の身で引き継ぐことになり、大変に光栄に思うとともに責任の重大さも強く感じている次第である。
東北支部は1998(平成10)年9月には第16回全国大会、2005(平成17)年9月には東北支部10周年を記念した第23回全国大会を招致し成功させた。また、2000(平成12)年には菊地支部長指揮の下、自主研究を行う組織として調査研究委員会を発足させ、「東北の自然エネルギーに関する調査研究」をテーマとして支部独自の取り組みを始めた。第2代香野支部長の指揮の下でも、「東北地方における建物の電気・エネルギー関連設備に関する総合的調査」(2004(平成16)年~2007(平成19)年)、「東北地方の融雪関連技術に関する調査研究」(2007(平成19)年~2010(平成22)年)等が実施されてきた。さらに2010年度から、横山茂先生((財)電力中央研究所研究顧問)に委員長をお願いして「東北地域の冬季雷害様相調査検討委員会」をスタートさせている。このような支部活動はさらに充実をさせていきたいと考えている。
ところで、筆者自身は大学では建築学科出身であり、用途複合建築物の建築設備負荷の平準化に関する研究にて学位を頂戴した者である。なぜ、電気工学系学科の出身でない者が本学会にお世話になっているのかについて、若干の説明させていただきたい。筆者は東北科学技術短期大学の開学の折、建築設備関係の講義を担当する助教授として着任した。この短期大学の建築設備環境学科の設置に尽力されたのが、学会の設立メンバーであり、その後副会長を務められた中村守保先生であった。建築設備学の教科書では電気設備、空調設備、給排水設備が3本柱として編成されているものが多く、それらは互いに強く関係しており、本学会への入会については、筆者は「電気」からではなく「建築設備」から本学会に入会させていただいた。
現在、多くの学会が会員数減少という問題を共通に抱えており、本学会も例外ではない。その意味で筆者のような電気設備周辺領域の研究者や企業の方々も活動の仲間となっていただくことも有効ではないかと思われる。幸い東北支部では、建築設備に関係する空気調和衛生工学会、建築設備技術者協会、日本技術士会、建築学会東北支部、計装士会及び日本電設工業会の各東北支部とは見学会や研究会の開催において協力関係を持っているので、さらなる連携関係を進めてみたいと考えている。

電気設備学会東北支部 第16回総会

会場 仙台ガーデンパレス


須藤諭教授が電気設備学会東北支部第3代支部長に選出されました。





記念講演会
講師 源栄 正人氏(東北大学大学院・工学研究科教授)
演題 都市・建築の総合的地震対策と早期地震警報システムの利活用

2010年3月31日水曜日

本学建築設備を有効活用した災害時における地域支援の検討 その2報告書



このWGは昨年度に引き続き本学地域連携室に設置して検討が進められた。WGにおける調査研究の経費は、本学平成21年度教育計画支援費「本学建築設備を有効活用した災害時における地域支援の検討」(申請者:須藤諭教授)によるものである。WGは岡田教授、須藤教授、川村講師、渡辺教授(医療福祉学部)、松永局長(大学事務局)、加藤課長(法人事務局)で構成された。
大地震の発生の確率が高い地域に位置する本大学は、在籍する教職員および学生の災害時における対応策、さらに公共施設として位置づけられる大学として地域への支援の可能性も含めて検討することが重要な役割であると考えられている。このような状況下において、本年度は、(1)大学や法人の事務局が主導で進めることが効率的な緊急時事務対応、学生の避難・誘導体制、災害時の優先電話の設置、教職員の支援体制、帰宅困難者の対応についての提案、(2)医師の立場から医療対応体制及び医療用具の整備の検討、(3)設備研究者の立場から電力供給、さらには地域住民への水の支援への設備整備の検討、の課題に絞り、昨年度の計画案的検討から実施に向けて少しでも進展するようにと検討を行ったものである。

2010年2月17日水曜日

東北文化学園大学第1回合同就職説明会


本学で初めて、大学全学部合同の就職説明会を開催しました。
本学体育館に50社近い企業が参加され、姉妹校の専門学校学生にも開放し、大盛況となりました。




1.開 会 入学・広報部長 千田 利朗
2.開会ご挨拶 学 長 髙坂 知節
3.就職説明会 開始予定 13:30  終了予定 16:00
4.閉会ご挨拶 就職委員長  須藤  諭 (科学技術学部教授)
5.閉 会    入学・広報部長 千田 利朗


参加企業


アースサポート㈱
㈱アサンテ
㈱アトムジクトカンパニー
㈱アルファシステム
遠藤商事㈱
㈱九九プラス
㈱クロスキャット 仙台支店
警視庁
㈱幸楽苑
コセキ㈱
㈱コメリ
サイバーコム㈱
㈱サカイ引越センター
㈱サトー商会
㈱サンシティ
㈱シバタインテック
㈱城口研究所
㈱スズキ自販宮城
㈱セノン
セレスティカ・ジャパン㈱
㈱仙台銀行
㈱仙台システムサポート
ソラン東北㈱
大和冷機工業㈱
㈱ツルハ
㈱東北カナメ
㈱西原衛生工業所
㈱日産サティオ宮城
日本ホーム㈱
日本生命保険(相)
㈱バイタルネット
"防衛省自衛隊
宮城地方協力本部"
㈱ホットマン(イエローハットグループ)
宮城県警察本部
宮城トヨタ自動車㈱
杜の都信用金庫
㈱モンテローザ
㈱ 薬王堂
山形県警察本部
㈱ヤマダヤ
㈱ヨドバシカメラ
"㈱ワールド避雷針工業
情報処理事業部"