2012年8月27日月曜日

まちづくり演習 サマーセミナー(学外授業) 2012/8/27~8/28

まちづくり演習 サマーセミナー(学外授業) 2012/8/27~8/28

まちづくり演習の学外授業として、秋保「木の家」でゼミ合宿を行いました。

「まちづくり演習」において講義や演習で学習してきた事項について、合宿形式で仕上げの集中授業です。自己の研究内容などを自由に設定し、発表し議論を行うこと、院生レベルの研究発表を聴講し知見を拡大させること、まちづくりの具体的課題として調査演習を行うことにより、集中的な仕上げを行うことを目的としたものです。

初日の8月27日は、各自の研究テーマのプレゼンテーション。
環境設備コースに配属された3年生も参加、研究発表を真剣に聞き入っていました。

<演習1>4年生セミナー
小山 崇   浴場施設における浴場の水の流れに関する研究
川田 開   残留塩素の減少に影響する要因に関する研究
菊地 健之  大学講義室の空調運転時における表面温度変化の実態調査
伊藤 滉平  2台の移動式太陽光発電における発電量実測調査
岩間 翼   戸建住宅における時刻別電力消費量の実測調査
田中 伸   雨水利用システムに関する研究

<演習2>院生セミナー
久住 知裕  給水管内の残留塩素の減少に影響する水質・材質に関する研究
佐野 達也  浴場施設における浴場の水の流れに関する研究
制野 達己  国見町内会における3.11大震災時の飲料水・トイレの実態調査
福井 啓太  建物に関連する水に起因する「におい」の実態







まちづくり演習 学外授業2日目は、見学会です。 

秋保「木の家」
朝食風景
参加者記念撮影


見学① 秋保大滝


見学② ニッカウィスキー宮城峡蒸留所

          

緑のカーテン演習13

緑のカーテン演習13

まちづくり演習の学外授業出発前に、ゴーヤの実の収穫しました。
本日の晩御飯のおかずです。



2012年8月22日水曜日

電気設備学会全国大会(名古屋大学) 2012年8月22日~23日


平成24年度電気設備学会全国大会 2012年8月22日~23日
今年の会場は名古屋大学工学部です。



名古屋大学工学部キャンパス          名古屋大学ES総合館

◇エネルギー部門において座長および研究講演を行いました。
研究講演のテーマは下記です。

 井城依真助手 (8/22)
   全国の店舗建物のエネルギー消費原単位の推定に関する研究
   -非住宅建築物の環境関連データベースを利用した分析-
 須藤 諭教授  (8/22)
   全国事務所建物の基本負荷と変動負荷の特性に関する研究 その2
   -非住宅建築物の環境関連データベースを利用した熱源設備別の分析-
 川村広則講師 (8/23)
   仙台市における集合住宅のエネルギー消費節約行為に関する調査研究

川村広則講師

井城依真助手
須藤諭教授

◇名古屋市内

名古屋市役所                  愛知県庁
         名古屋城           モード学園スパイラルタワーズ

2012年8月10日金曜日

博士論文公開発表会

井城依真氏の博士論文公開発表会が開催されました。

日時 2012年8月10日11:00~12:00
会場 本学1257教室
論文題目
「建物の全国的データベースによるエネルギー消費原単位推定に関する研究」

 当博士学位論文の審査委員会主査の須藤諭教授の司会のもと、公開発表会が開始されました。まず、副査を担当されている岡田誠之研究科長、東北工業大学渡邉浩文教授が紹介されました。論文題目については、数度の審査会の中で題目変更されることになった旨の説明がなされました。

井城依真氏の略歴が紹介され、いよいよ緊張の発表が開始されました。

 井城依真氏によって準備された説明用のパワーポイントスライドは、非常に明快に博士論文の内容が整理されており、約30分間のプレゼンテーションはとても充実したものとなりました。
 プレゼンテーションの終了後、聴講者からの質疑、意見の時間となり、会場から、重要な内容の質問が出されました。井城依真氏は確実に回答を行って行きました。重要な指導的ご指摘もあり、これについては最終審査委員会までに検討を加えると、誠実に応答していました。

 
【論文要旨】
研究は建物の省エネルギー対策に資するため、このデータベースを利用した分析を行うことによって、建物の標準的エネルギー消費原単位を統計的に有意に推定することを目的とした。建物の分析対象は、業務建物として重要な用途である事務所建物、宿泊建物、店舗建物を取り上げた。得られた主な成果は以下の通りである。
1)エネルギー消費原単位の推定において高い精度を得るため、基本的成分と変動的成分に分離する推定法を取り入れ、分離した各成分を「基本負荷」、「夏期変動負荷」、「冬期変動負荷」と定義した。各建物のエネルギー性能については、建物面積当たりの負荷効率で評価するため、各負荷を床面積で除した「負荷原単位」を指標として用いることとした。
2)事務所建物の基本負荷原単位は、導入されている熱源設備を「電力系」、「燃焼系」、「電力・燃焼系併用」に分類した結果、「電力系」、「燃焼系」で修正済重相関係数0.5程度の推定式が得られた。また、変動負荷原単位は、夏期冬期とも「燃焼系」で、修正済重相関係数0.6程度の推定式が得られた。
3)宿泊建物の基本負荷原単位は、熱源設備別「電力系」、「燃焼系」の分析で修正済重相関係数0.5強の推定式が得られた。夏期変動負荷原単位は「燃焼系」で、冬期変動負荷原単位は「電力系」で、修正済重相関係数0.6強の推定式が得られた。
4)店舗建物の基本負荷原単位は、全件数を対象とした分析で修正済重相関係数0.6強の推定式が得られた。夏期変動負荷原単位においても全件数を対象とした分析で修正済重相関係数0.5程度の推定式が得られた。冬期変動負荷原単位は「燃焼系」で修正済重相関係数0.5程度の推定式が得られた。
以上をまとめるに、本研究は、全建物のエネルギー消費原単位について建物規模や稼働状況、気候的条件等の建物の基本的属性を説明変数として、統計的に有意な推定式を得ることができた。その推定精度は既往の成果よりも高く、全国の建物について省エネルギー推進の判断基準となる標準的エネルギー消費原単位を推定することが可能 となった。








緑のカーテン演習12

緑のカーテン演習12

追肥、土の追加を行いました。ようやく育ってきました。
ゴーヤの実もいくつかできてきています。